考え方のクセを直してうつを和らげる認知療法。カウンセリングを受けながら実践していく様子をつづります。


by counselingk

ミスが多い人への指摘の仕方

カウンセリングは33回目。認知療法のカウンセリングを始めて3年経過しました。

今回の相談は仕事でミスが多い人について。

僕「職場でミスが多い人がいて、ついついイライラした口調で注意してしまいます。このあいだも依頼した仕事がなかなか返ってこないので催促しました。しばらくして返ってきた書類をチェックするとミスがあり、なぜ間違えたかを気づかせようとしたのですが、イライラが高まってしまい、結局尋問口調になりその人を萎縮させてしまいました・・・」

カウンセラー「あなたは仕事上のミスについて指導をしたわけですね。それ自体は問題ないのではないでしょうか。今回のケースについては、イライラしたこと、きつく言い過ぎたこと、のどちらに対して困っていますか?そして困っているのは相手ですか、それとも自分ですか?」

僕「問題は僕がイライラしてしまったことです。イライラが高まると、その反動で抑うつ感が襲ってきます。怒りのコントロールは自分の重要なテーマなのですが、なかなかうまくいっていないのが現実です。」

カウンセラー「怒りをコントロールするのも大事ですが、怒りが出る前に予防する事も大事です。風邪をひいたから薬を飲む、というより風邪をひかない様に手洗いうがいで予防する、という事に似ています。怒りが出にくいようにすることを考えてみましょう。」

僕「カウンセリングを受けるようになって、家庭内で怒りを出すことが減ってきたように思います。家内の言動に不満を持ったとしても、"彼女はいつもよくやってくれている。これぐらいはしょうがないか"と考え直すことでイライラが大きくならずにすむ事が多いように思います。これは家内との信頼関係ができているからでしょうか。一方、職場ではミスが多い人との信頼関係は不十分で、その人の悪いところを拡大視しているところはあると思います。」

カウンセラー「なるほど。奥さんの良いところはみているんですね。では、職場の同僚については良い所は皆無でしょうか?」

僕「うーん。あると思います・・・例えば僕がきつい口調で注意してもふてくされない、とか。あと、不満を言われることもないし、仕事を手伝いましょうか?と声をかけてくれるところとか・・・」

カウンセラー「そうですか。あなたが怒りを出しても、不満を言わないのですね。怒りを吸収してくれるありがたい人、という考え方もできますね。それと、人はそれぞれペースが違います。自分が出来ることは相手もできる、と思い込んでいませんか?頑張れ、と声をかけて頑張れる人もいれば、頑張れない人もいます。頑張るのも素質の内なんですね。」

僕は、相手に対して「なぜミスを減らす努力をしないんだ!(するべきだ)」という思考にとらわれるあまり、相手にきつくあたり、結果的に相手を萎縮させて余計にミスを誘発していたのかもしれません。

確かにミスは仕事をする上で減らす必要はありますが、きつく言うと萎縮する相手にはかえって逆効果になることに気がつきました。きつく言っても不満を言わない相手に感謝しつつ、おだやかな口調で指摘するように自分の行動パターンを変えていきたいと思いました。
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by counselingk | 2015-12-12 05:00